今回は、ソレル(Sorel)とワークマンの防寒ブーツを比較した記事です。
もくじ
・今回比較する防寒ブーツの種類
・ソレルの「バッジャー」と「パックナイロン」
・ワークマンの「ラークス」
・ソレルとワークマン、どちらがオススメか
今回比較する防寒ブーツの種類
みなさん冬キャンプでは何を履いていますか?僕はゴアテックスのシューズかスノーブーツを履いています。
今回比較する防寒スノーブーツにもいろいろな種類があります。
長靴のようなタイプや、中綿たっぷりで「雪面のトビウオ」と一部で言われているようなタイプなどありますが、
今回はレザーアッパー・ラバーボトムのタイプ、もうハッキリ言っちゃうとソレルの定番カリブーやシャイアン等のタイプで比較します。

今回比較する防寒ブーツたち。
足の甲までゴム底でカバーして水濡れを防ぎ、上部はレザーや防水加工ナイロンで動きやすく、内部のインナーで保温する。
ビーンブーツやソレルで有名なタイプの防寒スノーブーツです。
ソレルの「バッジャー」と「パックナイロン」
まずはアウトドアのスノーブーツと言えばこれ、と言われるほど定番のソレル(Sorel)から。
ソレルはカナダのブランドで、街でもキャンプでも履けるデザイン性の高さと高い機能性によって世界中で愛されています。
ソレルの「BADGER(バッジャー)」から見ていきます。

SorelのBadger
バッジャーはアナグマの事だそうで、去年我が家の庭にアナグマが住み着いた話もしたいですが、それはまた別の機会に。
このスノーブーツは上部が革、下部がゴムで内側はもこもこインナーのタイプの名品ブーツとされています。
いま「BADGER」は販売サイトを探しても見かけないのですが、今ショップによくある「カリブー」が近い商品だと思います。

履くと安心感がすごい。太く見えるのは撮影技術のせい
まず街履きでも違和感がない見た目のよさ。かわいいともカッコいいとも言われてますね。
スノーブーツとしての機能ももちろん素晴らしく、ゴムのおかげで足場が悪くても濡れず、内部インナーで足を暖かく保ち、雪道でも滑らない。
北欧でも愛用されていただけの事はあります。
ゴツいのでいつでも気軽にという感じではないですが、スノーブーツとしてすばらしい完成度を誇ります。
せっかくなので「パックナイロン」も紹介。

ソレルのパックナイロン。
使いやすさはこちらが上。
ソレルの「パックナイロン」は革の代わりにナイロン生地を使っているのが特徴で、防水防風加工された化繊なので軽くて快適。
脱ぎ履きのしやすさでは断然こっちが上です。15,000円前後で買えます。
両方に共通しているモコモコが暖かいインナーですが、これブーツを脱ぐときに一緒に脱げちゃうのがちょっと面倒に思う人もいるかもしれません。
サイズや脱ぎ方によるのかもしれませんが、

こうやって脱ぐと、
(ブーツジャックが気持ち悪くてすみません)
グイっと脱ぐと

インナー履いたままブーツだけ脱げちゃう
インナー着脱できるのが良いところでもあるんですが!毎回脱ぐときちょっぴり面倒です。
変なブーツジャック使って脱いでるからですかね。
ワークマンの「ラークス」
さて次は、安くて機能的な我らがワークマンです。防寒ブーツも数種類扱っていて、そのどれもがコスパ良好。

見た目も悪くない
このタイプは「ラークス」という商品名らしいです。かなり人気があり実店舗でも真冬には売り切れてることが多いです。
これ2,900円です。ソレルの五分の一。激安。

かわいい
ワークマンの靴はサイズ表記がざっくりしていて、26.5とか書いていないのが特徴。SとかLのサイズ表記です。
ワークマン全般で言えることですが、サイズが小さめです。いつもLだからと思ってLを買うと、小さめMのようなサイズ感になります。
そういうわけで僕の靴のサイズは「3L」です。LLLです。でかそう。
見た目はビーンブーツやソレルに寄せてきているというか、ソレルの「シャイアン」にそっくりなので悪くないです。
ただ、一目で革じゃなくて合皮なのがわかるチープさはあります。
インナーも本体と分離するようなものではなく、薄いフリース生地のような感じです。

インナーのふわふわ。
薄いがそれなりに暖かい
また、つま先などのゴム部分がソレルに比べると薄いです。
簡単につま先が曲がるので非常に動きやすいですが、冷水に浸っていると冷たさがすぐに内部に伝わります。
防寒靴下を履けばOKなんですが、それ言っちゃうと何でもそうですからね…。
さすが現場作業で使うことが前提だけあって滑りませんし、ラバー部分に水がしみてきて濡れるようなことはありません。
ソレルとワークマン、どちらがオススメか
それではまとめてみましょう。
まずソレルのブーツの長所と短所です。「BADGER」「パックナイロン」共通です。
・長所
デザインがいい。暖かさ、保温機能が素晴らしく良い。丈夫。滑らない。インナーを取り外せる。手入れすれば長く使える。
・短所
重い。パックナイロンでもまだ少し重い。脱着の時にインナーが外れる。

タフなやつら
次にワークマンのブーツの長所と短所です。
・長所
激安。軽い。動きやすい。滑らない。見た目もそんなに悪くない。
・短所
ゴム部分が薄くて冷気を感じやすい。インナー生地が薄いのでソレルと比べると冷える。合皮がチープ。ちょっと蒸れる。
僕はずっと愛用できるという一点でソレルの方に愛着があります。でもちょっぴり雪が積もった時に履くのはワークマンかもしれない。
比較企画やっててこんなこと書くのもなんですが、いつどう使いたいかですよね。

どっちも良いブーツですよ
実は僕はこれらの他に、同じタイプで5,000円くらいのメーカー不明のスノーブーツを持っているのですが、
これがゴム部分から水がしみ込んでくるようなシロモノで、雪の日に履いて見事にしもやけになりました。
そういう粗悪品に比べてソレルのブーツが良いのは当然としても、ワークマンの機能性とコスパの良さには本当に感動します。
しもやけ粗悪ブーツより安いんですから。すごい事ですよ。
前にアルミ裏地のジャケットを比較した時にも書いてることですが、タフに使っていつダメになってもOKと思えるのがワークマン製品の素晴らしいところだと思います。
大事に長く使って愛着を持つような物を望むのであればソレルをお勧めします。
豪雪地帯に住んでいるわけではないので、年に何度かしか出番がないスノーブーツ。いざ雪が積もった時にどのスノーブーツを履こうか悩むのも楽しいものです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。それではまた。