今回は、ポータブル電源のスマートタップPower ArQ miniを一年ほど使ってみての感想です。

もくじ
・smart tap Power ArQって何
・1年使ってみた感じ
・まとめ


 smart tap Power ArQって何 

みなさんポータブル電源を使っていますか?
僕がソロキャンプを始めた2012年頃は、ポータブル電源はまだメチャクチャ高価で、とてもキャンプに使うような物ではなかったのです。むしろガソリン発電機の方がまだポピュラーだったと思います。

それが数年経つと安価になり、容量も増え、商品の選択肢も増えてきました。すごく科学の進歩を感じますね!
一昨年あたりにいよいよ僕も欲しくなり、買ったのがスマートタップ Power ArQ miniです。

コヨーテタン色

コヨーテタン色。僕が買ったのはオリーブドラブ色

miniの他にも大容量のArQや、無線充電できるようになったArQ 2などがあるのですが、
このPower ArQ miniはこんな感じです。
容量:86,400mAh
サイズ:230 × 193 × 195 mm
重量:3.5キロ
定価は33,000円ですが、よくセールの対象にもなっています。

詳細

詳細な仕様。公式から引用

「ポータブル電源」で検索すると、安いもの・高いもの・いろいろな形のものが大量に出てきますが、このPower ArQ miniは日本規格のPSE検査に合格しています。これ大事なところです。燃えたり爆発するかもしれないと思いながら使いたくないですものね。

防水ではないので濡れるような場所では使えません。


 1年使ってみた感じ 

僕がポータブル電源を買おうと思った動機は、冬キャンプで使う電気毛布の電源が欲しかったからです。
一酸化炭素中毒が怖い僕は、ストーブ類をテント内で使いません。
湯たんぽと焚き火だけでやりくりしていたのですが、2018年の冬に清里のキャンプ場で凍死するかと思うようなソロキャンプをやらかしてしまいました。
そこで電気毛布です。

電気毛布とポータブル電源

電気毛布とポータブル電源

僕の買った電気毛布は最大消費電力80ワット。
朝まで「強」で使うことはないと思うので、「中」程度でこれを朝まで使い続けるのは
40ワットくらいの消費かと思いきや、お布団があたたまると10ワット以下の消費電力に抑えられるのです。電気毛布すごい。

猫より小さい

猫より小さい。コンパクト!

たとえ極寒風吹きさらしで布団がすぐに冷える状況だとしても、Power ArQ miniなら40ワットの消費で6時間30分利用できる計算になります。
「弱」と「中」の間くらいなら8時間以上持つでしょう。
この容量の大きさがPower ArQ miniの素晴らしく良いところです。
同じくらいの容量だと、あと2万円くらい高い電源が多いのです。

使うのも簡単

使い方も簡単だった

充電は家のコンセントでも車のシガーソケットでもできます。
ソーラーパネルを買えば太陽光でも充電可能。災害の備えにもばっちり。

最大電力消費で200Wまでなので、ドライヤーとかセラミックヒーターなど1000ワットとか消費する家電は使えません。
いつの日かドライヤーも使えるくらいのポータブル電源が出たらいいですね。

緑のランプ

この緑のランプがつくボタンを押すと通電する

実際に-3度くらいの冬に使うと、車中泊の場合「中」くらいの電気毛布で朝のバッテリー残量が40%くらい。
テント泊の場合、冷風が吹きこむテントの中で、土が剥き出しの地面に置いていて「中」で朝には3%になっていました。
テント泊でも地面に直置きしなければ15%くらい残る感じです。

横のファン空気穴

排気口はあけておく

消費電力が大きくなるとファンが回り出して、横にある空気穴から排気しはじめます。
この音はそこそこ大きいので、寝る時に少し気になる人もいるかも。
ただ、冬の車中泊での電気毛布程度では、めったにファンが回るほど電力消費しません。


 まとめ 

スマホやタブレット、ノートPCなどの充電にももちろん使える(複数同時に利用できる)ので
アウトドアだけじゃなく災害時の備えとしても買ってよかったです。
キャンプ・アウトドアグッズで買って良かった物ナンバーワンと言っても過言ではないです。
家にあると安心感がありますよ。
一家に一台どころか二台あっても良いくらいだね、と珍しく奥さんも言うほどです。

このPower ArQ miniは性能が良いのはもちろん、見た目もかわいいので人気があります。キャンプ場でも使ってる人をよく見かけます。
新しいArQ 2も良さそうなのですが、価格が上がって容量が下がっているので、僕はこのminiをおすすめします。