今回は、2020年の冬に山梨県南アルプス市にある「エコパ伊奈ヶ湖・グリーンロッジ」でキャンプした時のことを書きます。
もくじ
・エコパ伊奈ヶ湖グリーンロッジの基本情報
・キャンプの感想
・~薪ストーブの煙突穴をテントにあける~
エコパ伊奈ヶ湖グリーンロッジの基本情報
「エコパ伊奈ヶ湖・グリーンロッジ」は山梨県南アルプス市の櫛形山伊奈ヶ湖にある施設、「エコパ伊奈ヶ湖」の中にあるキャンプ場です。
施設のある一帯はユネスコエコパークに登録されています。

施設の入り口には周辺の詳しい解説がある
『社会的な使命のある場所の中心施設として、「生物多様性の保存機能」、「学術的研究支援」、「経済と社会の発展」のエコパークの3つの機能を具現化するための場所です』
と公式サイトで説明されている通り、学術施設の一部をお借りして使わせてもらう感じです。

キャンプ場だけでなく研究室なども総合受付で対応してくれる
そういう施設なので利用料金が激安。
テントサイト1人200円。デイキャンプも同額。これだけ。
テント一張りとかタープ一張りとか駐車料金とか無し。ひとり200円。
変更があるかもしれないので一応公式サイトで確認はしてください。
(外部リンク:エコパ伊奈ヶ湖公式webサイト)
一応注意点としては、環境保全のためにゴミは完全に持ち帰り。直火も花火も禁止。
冬季も営業はしていますが、冬の間はキャンプ場に近いトイレや炊事場は使えません。
冬季はかなり離れた所のトイレを使うことになります。
キャンプの感想
友人が冬キャンプしたい、手伝ってほしいこともある。と言うのでフリードプラスで初のキャンプへ。
最初から山の冬キャンかぁ。まだ車中泊の装備揃ってないけど、実験もかねて行こう行こう。

車中泊と軽キャンプの装備を積み込んでも
フリード+にはまだまだ余裕がある!
普段のソロの場合、テント泊の装備が代わりに入るだけなので上の画像と大差ない荷物量になるはず。
実際にキャンプで使うものを積んでみると荷室が広いのがよくわかる。
さあ出発。

立派な建物もあるが基本的には山の寂しい森。
エコパ伊奈ヶ湖はさすがユネスコエコパークだけあって、ものすごく綺麗に維持管理されている印象。
特にびっくりしたのはトイレ。冬季も解放されているトイレがすごい。

こんな綺麗なキャンプ場のトイレ見たことない
鳥のさえずりが流れてんの。あとヒーター24時間ついてた。
凍え死にそうになったらこのトイレに逃げ込めば100%助かる。エコパ伊奈ヶ湖の中のどこよりも暖かかったもの。
テント設営前にちょっと散歩。
北伊奈ヶ湖に歩いて行けるらしい。

僕には北伊奈ヶ湖への道は険しすぎる
もうちょっと落ち葉が積もってたら道に迷ってたと思う。

バードウォッチングで有名な所らしい。
ユネスコとかナショジオのようなもの、好き。
息切れしながら辿り着いた北伊奈ヶ湖は、鏡のような水面の美しい湖だった。

枯れ木が沈んで幻想的な雰囲気だった
さて日が暮れる前にテント設営して、何か知らないけど手伝ってほしい事とやらを済ませようじゃないの。
重くて巨大なテント(NORDISKのアルフェイム)の設営を手伝うだけかと思ったら本題はここからだった。
~薪ストーブの煙突穴をテントにあける~

薪ストーブの煙突を通すための穴。
薪ストーブの煙突を通す穴を替えたいとか、よくわからないことを言い出した。

テントの中から。なんだか新鮮

この斜めの穴に替えたいらしい。なぜかは知らない。
けっこう重い
2人でレンチと格闘しつつ交換完了。

できた。穴があいてりゃ簡単だ。
一人じゃ無理かも
まだ終わりじゃない。別のテントに最初のを取り付けたいらしい。

出た。残留日本兵テント。
これに穴をあけるとか言ってる
友人はおもむろにカッターを取り出し

いきなり穴をあけ始めた!
やり方これで合ってるの?
また2人でレンチと格闘。
これ家でやることじゃないのかなぁ。

一度やったら後戻りはできない
お手伝い無事終了。もう真っ暗なので夜ご飯にしましょう。

火をつけといてとか言われても
慣れないとすごく難しい
その辺に落ちてる枝で薪ストーブに点火するのすごく、すごーく難しい。

必死に火吹き棒でフーフーする僕
薪ストーブの着火に手間取るとテントの中が煙と煤だらけ。

さっきつけた煙突穴がちゃんと機能している
疲れるはずだからと料理の用意はせずにお寿司買っておいたので
寿司で宴のはじまり

鹿の角のランタンスタンドは友人の自作
薪ストーブよりアラジンストーブの方が楽だし煙くならないじゃん、と言ったら浪漫がないとかで怒られました。
僕はソロキャンの時にストーブを使わないからよくわからない。
焚き火と電気毛布だけあれば平気。
寝よう!今日いちばん楽しみにしていた車中泊だ!
冬の山中でもフリードプラスで寝れるのか実験だ!

なんか想像していたより淫靡な感じに…
布団敷いてみたら部屋感がすごい。セミダブルの寝具セットが全部ピッタリサイズで準備できた。
しかし何か、何だろう。キャンプではないなこれは…。
柄の問題かなぁ。
寝心地は、これはもう朝までぐっすり。寒さも狭さも感じず、
何の問題もなく気持ちよく寝ました。

おはようございます。
あれ?
雪!まったく気が付かずに寝ていたけど積もってました。

友人もびっくり。
ノルディスクの白熊が雪に映える
こういう時に車中泊は楽でいい。
なにしろ濡れたテントをどう畳もう、どうやって乾かそうとか一切考えなくていい。
フリード+でキャンプは完全にアリだわと実感。

布団を敷いた状態からこの状態まで30分で完了。
何一つ濡れていない
ソロの場合はたぶんタープとかだけは設営するけど、それにしてもテントがないのは心が自由だ。
所有してるテントたちどうしよう。
あんなに探し回ったパンダTCとかですら、しばらく使わない気がする。
友人のテント撤収を手伝って、蕎麦を食べて今回のキャンプ終了。
車中泊キャンプ楽しかったー
今回使った車中泊の道具の話などはまた別の記事で書く予定です。
エコパ伊奈ヶ湖グリーンロッジは、激安なのに施設が清潔でとても良いキャンプ場でした。
いろいろ体験学習的な事もできるようなので、暖かい季節にまた来ようと思います。
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